![kaf](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiVo65XDArjNQOio05cmNkNV3C8_QyxmQzwAmiB7PNUYxj6bfKtACNiXnlzcAI69FgJJoW0gUCdGHptVlyC_IToesMAluQ1g8mLPfGpnNkUGl7Hn5TruvUNdsT2iadMTEdG2l-M165ZxHXn/s800-Ic42/kaf_fot_800.png)
ここは、鋳物工場の特異空間をそのまま生かしたアートスペース。
KAWAGUCHI ART FACTORY(通称KAF) http://www.art-kouba.com/
戦前は軍需工場、戦後は機械部品を製造する鋳物工場「日本金属鋳造工業」として稼動していた空間です。かつて鋳物の町として栄え、粉塵と焦げた匂いが当たり前のように生活に寄り添っていた川口ですが、鋳物の需要減少と比例して住宅都市化が進み、それに伴い環境問題が顕著となったことを皮切りに工場は激減。今ではまったく違う様相の町になりつつあります。
KAF=鋳物工場の建物も、町と共に生きる為、時代時代で役割を変えてきました。
![]() |
KAWAGUCHI ART FACTORY SPACE-4 |
「役目を終えた工場は、静かに消えていくべきか」
そんなジレンマを抱えながら、町の移り変わりをじっと見つめてきたのです。
―たとえ人々の記憶の中から工場が消えても、
この町の記憶は消し去らないで欲しい―
それが、KAF=鋳物工場の建物がその場に存在し続けてきた意思でした。
そして今年2015年。
寿命をはるかに越えてしまったその空間は、静かに眠りにつくことを決めました。
来年には、この場所は跡形もなくなります。
KAWAGUCHI ART FACTORY、実存から記憶へ。
ここを訪れる全ての人に、KAFとゆく最後の旅が、始まる。
ここを訪れる全ての人に、KAFとゆく最後の旅が、始まる。
![kaf2](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhyai_ioft2IRVRs0RkHY1HYaprCv9PqEWW8X4IsaKu_Bu7HtV_wcqkcqMpOpXjvBCqNJPMINP2X3RoplnDE64fwXF4uVLSH0ZhORux4i1bk8zdG2uWvvHhyEqDICvITTN7ZdWebbrqv5XO/s800-Ic42/kaf3.png)